【騒音】コルクマットでは不十分|子どもの足音対策に購入した防音マットZSをレビュー

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子どもの騒音問題って、子育て中の親にとっては避けることのできない問題ですよね。

「子どもの足音が下の階に響いて迷惑をかけていないかな」
「子どもの騒音で苦情がきたらどうしよう」

なんて心配になってしまうことがあるはずです。

我が家も常々、「下の階に子どもの足音で迷惑をかけていないかな」と悩んでいました。

そこで今回、工事が不要で、敷くだけで騒音対策になる防音マットを購入してみました

子どもの足音は思った以上に響いている

子どもの足音は想像以上に下の階に響いています。

これは子どもの歩き方が大人とは違うことが大きな原因です。

2歳頃までは足全体で地面に着地するロボットのような歩き方で、重低音を響かせます。

そして2歳以降はかかとで重低音を響かせるようになります。

成長するにつれて大人と同じようにかかとから着地するようにはなるのですが、体重を上手につま先に移動させることができないので、結局足音が響くわけです。

これがまた大きな音で、親を悩ませるんですよね。

うちの娘は4歳になりましたが、足音は年々大きくなっています。

小学生くらいになるまでは「静かに歩きなさい」と言っても出来そうにありません。

感情の高ぶりが行動に出て騒音をまき散らす

子どもはテンションがあがると自宅でも走り回るし飛び跳ねるんですよね。

走れば当然、歩く以上に足音が響きわたるし、飛び跳ねれば着地音が響き渡ります。

さらに2歳や3歳の子どもだと、泣きわめきながら地団駄を踏むことも日常茶飯事です。

感情の高ぶりが直に行動に出るので困ったものです。

子育てをしていると、どうしたって足音問題は避けることができないんですね。

コルクマットだけでは防音対策は不十分だった

我が家では子どもが生まれて間もなく、コルクマット(ジョイントマット)を敷きました。

コルクマットはクッション性があるので、転倒時のケガ防止用として必要不可欠な存在です。

しかし防音については、2歳前に役目を終えてしまったのも事実。

というのも、コルクマットは子どもの足音のような重低音はほとんど吸収してくれないんです。

走り回ったり、飛び跳ねたり、地団駄を踏んだりする年齢の子どもの騒音への対策は、コルクマットだけでは不十分なんですね。

コルクマットが防音面で全く役立たないわけではありません。

スプーンを落としたときなどに、キーンと響くような高音が響かなくなります!

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購入した防音マットZSの良い点・気になる点とは

そこで足音の重低音対策として、防音マットを買うことにしました。

防音マットはいくつか種類がありますが、防音効果と安全性が保証されている商品がいいですね。

また、工事が不要な「床上に直に置ける防音マット」であることも条件としました。

良さそうな防音マットはいくつかありましたが、我が家はソノーライズ㈱の防音マットZSの10㎜厚を購入しました。

防音マットZSの良い点

1.重量床衝撃音を遮音してくれる

購入した「防音マットZS」は、遮音性に優れたゴムマットと言われています。

断面をみると、ゴムチップを圧縮して作っていることがわかります。

ゴムチップの間にはあえて適度な空気の隙間を作ることで衝撃音を吸収しやすくしているんですね。

遮音性について、ソノーライズ㈱のホームページをみると、足音などの「重量床衝撃音」といわれる63Hzについて10mm厚の防音マットで10.5dB分遮音するとのこと。

10dB分遮音すると言われてもイメージしにくいですね。

音の大きさは1dB違うと1.1倍、6dB違うと2倍、10dB違うと3倍も変わります。

つまり、10dB遮音されると音量が3分の1になる感じです。

遮音しにくい重量床衝撃音を10dBも遮音できるのは、さすが防音マットですね!

2.耐久性が高い

防音マットZSはタイヤに使うゴムチップを使用しているため、耐久性が高いんです。

メインの素材がエチレンプロピレンゴムとポリブタジェンゴムなので、水や温度変化にも強いです。

また、弾力があり、摩耗にも強い性質ですね。

防音マットは一度敷いたら長く使いたいですし、安い買い物じゃないので買い替えも嫌です。

その点で、耐久性のある防音マットZSは非常に魅力的です。

寒暖による伸び縮みもほとんどありませんので、1年中敷いておいても全く問題ないですね。

3.有害物質が含まれない

子どもがいる家庭で最も気になるのが「有害物質が入っていないか」ですよね。

ソノーライズ㈱のホームページには、有害物質について下記の記述があります。

ソノーライズのマットは、高い品質で安心の日本国内生産品です。有害物質は一切含まれておりません。

引用元:ソノーライズ株式会社ホームページ

これはもう信じるしかありませんが、子どもがいる家庭でも安心して使ってよさそうですね。

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防音マットZSの難点

1.防音マットだけでは使いにくい

防音マットZSはゴム製で色が真っ黒です。

防音マットの上にカーペットやジョイントマットなどを敷きたいところですね。

もちろん無機的な雰囲気が好きな方にとっては防音マットだけを敷いた状態もアリです。

ただし、防音マット自体ひんやりしているので、夏場はいいですが冬場は足が冷えるのが難点です。

2.ゴム特有のにおい

防音マットを開封して感じたのが「ゴム特有のにおい」です。

3日くらいはゴムのにおいを覚悟してください。

ただ1週間も経つと、においは全く感じなくなりました。

今では2年以上防音マットZS使っていますが、匂いが気になったことは一度もないです。

3.ゴムのカスが出る

防音マットを敷くときは若干ながらゴムのカスが出ます。

切断面にくっ付いていたものだと思いますが、防音マットを敷く際は掃除機が必須です。

敷く前に粘着ローラーをかけるのをおすすめします。

防音マットを使い続けると、防音マットの角が若干削られてカスが出てきます。

削れた量は非常に少ないとはいえ、ゴミが出るのはマイナスポイントです。

我が家は年に1回の大掃除のときに防音マットのカスを掃除しています。

防音マットZSは切りやすくて加工もラクチン

防音マットZSは加工が簡単にできるのは助かりました。

定規とカッターさえあれば、部屋の形に応じて思いどおりの大きさにカットできます。

おかげで壁から壁まで隙間なく防音マットを敷き詰めることができました!

出来れば30cm以上の定規があると作業がはかどりますよ!

防音マットは厚さ10mmで十分な効果あり

防音マットは厚みがあるほど防音効果は高いが問題も

防音マットは厚みがあるほど防音効果が高いです。

「防音マットZS」は3mm、5mm、10mm、15mm、20mmの5種類の厚さがあって、当然20mmの防音マットが最も防音効果が高いわけです。

しかし問題がないわけではありません。

厚みのある防音マットの問題点
  • 厚みが増せばその分値段も高くなる
  • 他の部屋との段差が大きいと、子どもがつまづく可能性が高まる

出来るだけ厚みのある防音マットがいいですが、問題点との兼ね合いで厚みを決めたいですね。

厚さ10mmの防音マットを購入!

我が家は防音マットの上にコルクマットを敷くつもりでしたので、防音マットは5mm厚と10mm厚のどちらかにするべく検討しました。

重低音の足音を遮音する効果は5mm厚が5.3db、10mm厚が10.5dbです。

音の大きさは1dB違うと1.1倍、6dB違うと2倍、10dB違うと3倍も変わります。

つまり、10dB遮音されると音量が3分の1になるわけですね。

5mm厚の遮音効果は、防音マットを敷かない場合と比べて音量が2分の1弱になります。

一方、10mm厚の遮音効果は、防音マットを敷かない場合と比べて音量が3分の1以下になります

子どもの足音は2分の1になってもうるさいだろう、ということで、我が家は10mm厚の防音マットを購入しました。

防音マットは騒音の発生頻度が高いところをピンポイントで攻めた

防音マットは決して安い買い物ではありません。

そこで、防音マットを敷くのは子どもがはしゃぐことが一番多いリビングだけにしました。

「子どもがはしゃぐ頻度が高いところ」にポイントを絞って節約です。

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防音マットの効果は?

歩く分には足音が響かなくなった

あくまでも我が家のケースですが、防音マットとコルクマットを敷いた結果、2歳児の娘が普通に歩く分には足音がほぼ響かなくなりました。

走ったり、地団駄を踏めば重い音が響きますが、音の大きさはかなり小さくなっています。

完璧な防音ができたわけではありませんが、効果は十分に感じられます。

3歳くらいまでは足音がしっかりブロックされている実感がありましたが、幼稚園に通いだしてパワフルになった4歳ころから防音マットでは足音を抑えきれなくなってきました。

逆に考えると、防音マットを敷いていなかったらと考えるとゾッとしますね…

床が安定してきしみがなくなった

10mm厚の防音マットは1枚の重さが8kgもあります。

この重量のおかげか、防音マットを敷いた床は敷く前と比べて床としての安定感が増しました。

驚いたことに、きしみがちだった我が家の床が全くきしまくなりました。

上品な踏み心地の床になった

コルクマットだけ敷いていた時以上に足が床になじむという、思わぬ効果もありました。

これは防音マットのゴムのおかげですね。

防音マット+コルクマットの床にしてからは「なんだか上品な床になったね」と夫婦で話しています。

妻の精神的な不安が和らいだ

防音マットを敷く前は、下の階に子どもの足音が響いていないか常に不安を感じていた妻ですが、防音マットを敷いたおかげで妻の不安が少し和らいだようです。

もしかすると、妻の不安が減ったのが防音マットを敷いて一番うれしい効果かもしれません。

防音マットで少しでも妻の気が休まれば買った甲斐があったというものですね!

集合住宅に住んでいる意識が大切

我が家は防音マット+コルクマットで子どもの防音対策を施しましたが、決して完璧な防音ができたわけではありません。

飛び跳ねれば「ドスンドスン」と鳴りますし、地団駄を踏めば響きます。

あくまでも普通に歩いている限りは階下に音が響きにくくなった、という感じです。

集合住宅に住んでいるという意識が大切

集合住宅に住んでいる以上、どんなに防音対策をしても万全にはならないわけです。

夜9時以降は騒がないことは今までどおり娘には伝えていきますし、昼間の時間であっても馬鹿みたいに飛び跳ねたり地団駄を踏んだりしたら叱ります。

出来る限り対策をしつつも、集合住宅に住む一員として常識(ルール)を守ることには変わりありません。

結局は、相手を思いやることこそが集合住宅で快適に生活するための秘訣なんですよね。

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