
子どもの騒音問題って、子育て中の親にとっては避けることのできない悩ましい問題ですよね。
- 「下の階に迷惑をかけていないかな」
- 「苦情がきたらどうしよう」
と、我が家も足音問題に頭を悩ませていました。
そこで今回、敷くだけで簡単に防音できる「防音マット」を導入したので、効果や注意点をリアルにレビューします!
子どもの足音は想像以上に響いている
子どもの足音は想像以上に下の階に響いています。
これは子どもの歩き方が大人とは違うことが大きな原因です。
特に2歳頃までは「足全体」で地面にドカドカと着地するため、重低音が響きやすいです。
そして2歳以降はかかとで重低音を響かせるようになります。
成長とともに足の着地は正しくなりますが、つま先への体重移動が上手くできず、結局長い期間大きな足音を鳴らすことになります。
また、感情が高ぶると、走ったり飛び跳ねたり地団駄を踏んだり…
これがまた大きな音で、親を悩ませるんですよね。

うちの娘は7歳になりましたが、やっと足音が落ち着いてきました。
小学生になるまでは「静かに歩きなさい」と言っても出来ませんでしたので、やっぱり防音マットがあってよかったです。
コルクマットだけでは足りなかった防音効果
我が家では、子どもが生まれてすぐにコルクマット(ジョイントマット)を敷きました。
クッション性があり、転倒対策には効果的だったものの、重低音の足音までは防げませんでした。
コルクマットは、スプーンを落としたときのような「高音の衝撃音」には効果がありますが、走ったり飛び跳ねたりする「重量床衝撃音」には無力だったのです。
工事不要!床に敷くだけの防音マットZSを導入
そこで、我が家は敷くだけで使える防音マット「防音マットZS」(10mm厚)を購入。
購入ポイントは、
- 重低音を遮音できること
- 工事不要で設置できること
- 子どもがいる家庭でも安心して使える素材であること
を重視しました。
防音マットZSのメリット

防音マットZSのメリットは次のとおりです。
- 重量床衝撃音を大幅に遮音してくれる
- 耐久性が高く長持ち
- 有害物質不使用で子どもも安心
それぞれ詳しく説明していきますね!
1.重量床衝撃音を大幅に遮音してくれる
購入した防音マットZSは、遮音性に優れたゴムマットです。
断面をみると、ゴムチップを圧縮して作っていることがわかります。
ゴムチップの間にはあえて適度な空気の隙間を作ることで衝撃音を吸収しやすくしているんです!
遮音性について、ソノーライズ㈱のホームページをみると、足音などの「重量床衝撃音」といわれる63Hzについて10mm厚の防音マットで10.5dB分遮音するとのこと。
遮音しにくい重量床衝撃音を10dBも遮音できるのはすごいとしか言いようがありませんね!
10dB分遮音すると言われてもイメージしにくいですよね。
音の大きさは1dB違うと1.1倍、6dB違うと2倍、10dB違うと3倍も変わります。
つまり、10dB遮音されると音量が3分の1になる感じです。
2.耐久性が高く長持ち
防音マットZSはタイヤにも使われるゴムチップ素材を採用しており、高い耐久性を誇ります。
メインの素材がエチレンプロピレンゴムとポリブタジェンゴムなので、水や温度変化にも強いです。
また、弾力があり、摩耗にも強い性質ですね。
防音マットは一度敷いたら長く使いたいですし、安い買い物じゃないので買い替えも嫌です。
その点で、耐久性のある防音マットZSは非常に魅力的です。
寒暖による伸び縮みもほとんどありませんので、1年中敷いておいても全く問題ないですね。
3.有害物質不使用で子どもも安心
子どもがいる家庭で最も気になるのが「有害物質が入っていないか」ですよね。
ソノーライズ㈱のホームページには、有害物質について下記の記述があります。
ソノーライズのマットは、高い品質で安心の日本国内生産品です。有害物質は一切含まれておりません。
引用元:ソノーライズ株式会社ホームページ
子どもがいる家庭でも安心して使ってよさそうですね!

防音マットZSは加工が簡単なのもいいところです。
定規とカッターさえあれば、部屋の形に応じて思いどおりの大きさにカットできます。
おかげで壁から壁まで隙間なく防音マットを敷き詰めることができました!
30cm以上の定規があると作業がはかどりますよ!
防音マットZSのデメリット
防音マットZSを7年以上使って分かったデメリットは次のとおりです。
- 黒色で無機質な見た目
- ゴム特有のにおいが数日残る
- ゴムのカスが出る
それぞれ詳しく説明していきますね!
1.黒色で無機質な見た目
防音マットZSはゴム製で色が真っ黒です。
防音マットの上にカーペットやジョイントマットなどを敷きたいところですね。
もちろん無機的な雰囲気が好きな方にとっては防音マットだけを敷いた状態もアリです。
ただし、防音マット自体ひんやりしているので、夏場はいいですが冬場は足が冷えるのが難点です。
ちなみに我が家は防音マットの上にコルクマットを敷いています。
率直に防音マット+コルクマットは防音と安全性において最強の組み合わせだと思っています。
2.ゴム特有のにおいが数日残る
防音マットを開封して感じたのが「ゴム特有のにおい」です。
3日くらいはゴムのにおいを覚悟してください。
ただ1週間も経つと、においは全く感じなくなりました。

今では7年以上防音マットZS使っていますが、匂いが気になったことは一度もありません。
3.ゴムのカスが出る
防音マットを敷くときは若干ながらゴムのカスが出ます。
また、使い続けることでも角が削られてカスが出てきます。
削られる量は大したことないとはいえ、ゴミが発生するのは大きなマイナスポイントですね。
防音マットは厚さ10mmで十分な効果あり!

防音マットは厚みがあるほど防音効果が高いです。
防音マットZSは3mmから20mmまで5種類の厚さがあり、当然20mmの防音マットが最も防音効果が高いです。
しかし問題がないわけではありません。
- 厚みが増せばその分値段も高くなる
- 他の部屋との段差が大きいと、子どもがつまづく可能性が高まる
出来るだけ厚みのある防音マットがいいですが、問題点との兼ね合いで厚みを決めたいですね。

我が家は「効果と使いやすさのバランス」を考え、10mm厚を選択。
重低音を約10dB(=音量が約1/3)低減でき、満足しています!
防音マットは騒音の発生頻度が高いところをピンポイントで攻めた

防音マットは決して安い買い物ではありません。
そこで、防音マットを敷くのは子どもがはしゃぐことが一番多いリビングだけにしました。
「子どもがはしゃぐ頻度が高いところ」にポイントを絞って節約です。
防音マットZSを使ってわかった実際の効果
防音マットZSを使って7年が経ちました。
ここまで使って分かった実際の効果は次のとおりです。
- 普通に歩く分には足音がほぼ気にならなくなった
- 床の軋みがなくなり、踏み心地も向上
- 妻の精神的な不安も軽減できた
それぞれ詳しくお伝えしますね。
普通に歩く分には足音がほぼ気にならなくなった
あくまでも我が家のケースですが、防音マットとコルクマットを敷いた結果、2歳児の娘が普通に歩く分には足音がほぼ響かなくなりました。
走ったり、地団駄を踏めば重い音が響きますが、音の大きさはかなり小さくなっています。
完璧な防音ができたわけではありませんが、効果は十分に感じられます。

娘がパワフルになった4歳ころから、防音マットでは足音を抑えきれなくなってきました。
むしろ防音マットを敷いていなかったらと考えるとゾッとしますね…
床の軋みがなくなり、踏み心地も向上
10mm厚の防音マットは1枚の重さが8kgもあります。
この重量のおかげか、防音マットを敷いた床は敷く前と比べて床としての安定感が増しました。
驚いたことに、軋みがちだった我が家の床が全くきしまくなりました。

コルクマットだけの時以上に足が床になじむという、思わぬ効果もありました。
防音マット+コルクマットの床にしてからは「なんだか上品な床になったね」と夫婦で話しています。
妻の精神的な不安も軽減できた
もしかすると、妻の不安が減ったのが防音マットを敷いた一番の効果かもしれません。
防音マットを敷く前は、下の階に子どもの足音が響いていないか常に不安を感じていた妻ですが、防音マットを敷いたおかげで妻の不安が少し和らいだようです。
防音マットで少しでも妻の気が休まれば買った甲斐があったというものです。
【まとめ】防音マットだけでは完璧じゃない。でもやらないよりずっといい
我が家は防音マット+コルクマットで子どもの防音対策を行っていますが、決して完璧な防音ができたわけではありません。
飛び跳ねれば「ドスンドスン」と鳴りますし、地団駄を踏めば響きます。
それでも、できる限りの対策をする意識は、集合住宅に住むうえで持っていたいものです。
小さい子どもとの集合住宅での暮らしのために、ぜひ騒音対策をしてみてくださいね!
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