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子供によって大きく違うトイレでおしっこが出来るまでの期間。
我が家は娘のトイレットトレーニングに本当に苦労しました。
まさかトイレでおしっこが出来るようになるまで、2年近くもかかるとは思ってもいませんでした。
娘と一緒にいる時間の長い妻にとっては、本当に大変な時期だったと思います。
今回は娘のトイレットトレーニングの苦労話と、ちょっと強引にトイレットトレーニングを終わらせた話です。
順調なスタートが一転…
始めておまるに座った2歳のとき、娘は一発目にしておしっこが出来ました。
「さすがうちの娘!なんでも早い!」と親バカを絵にかいた感想を言っていた僕。
そして「すごい!すごいよ!本当にすごいね!えらいね!」と娘を褒めまくる妻。
この時はすぐにトイレでおしっこが出来るようになるものと楽天的に考えていました。
本当に最高のスタートを切ったのですが、ここから2年後までトイレットトレーニングが続きます。
今思えば、この時はほめ過ぎてしまったと反省しています。
娘からすると、両親がすごくほめてくれるので失敗しにくい気持ちになってしまったのかもしれません。
一切おまるでおしっこできなくなった
初めておまるに座らせた日におしっこが出来た娘は、翌日もおまるでおしっこができました。
しかし、その後は一切おまるでおしっこをすることが出来なくなりました。
毎日朝・昼・夕方・夜と4回おまるに座らせますが、乾いた雑巾の如くおしっこがでません。
「おしっこ出るまで座ってみようか」と、1時間程おまるに座らせたこともあります。
「おまるは嫌だけどトイレならできる」というので補助便座を買ってみましたが、トイレでも一切おしっこが出る気配はありません。
トイレも娘が好むように折り紙やシールなどでデコレーションしましたが、効果は全くありません。
最終手段と考えていた「おまるでおしっこ出来たらおもちゃ買おうね」という餌にも一切食いつくことはありませんでした。
おまるから立ち上がってパンツをはいた瞬間にお漏らしするのが常でした。
これはかなり気持ちが滅入りました。
幼稚園でもお漏らしし続ける

幼稚園に入園してもお漏らしは続きます。
幼稚園では「1学期中にはトイレでおしっこできるようになると思いますよ」と言われたものの、1回もトイレでおしっこが出来ることなく1学期が終了しました。
1学期終了後、先生から「年少さんの間には出来るようになりますよ!」と優しく声をかけてもらったものの、結局年少さんの間、幼稚園では一切おしっこが出ませんでした。
毎日お漏らしパンツを片付けてくださった先生には頭があがりません。
浴槽の中でおしっこする
いつからか、娘はおしっこがしたくなるとお風呂に入りたがるようになりました。
赤ちゃんの頃から浴槽の中でおしっこする癖があって、何度注意しても聞きません。
赤ちゃんのうちは「仕方ないね」で片付けていましたが、4歳になっても浴槽内でおしっこするのにはかなり参りました。
毎日お湯を取り替えるのは経済的に厳しいので我慢して2日間入りましたが、2日目はヌルヌルがひどかったです。
えみなや銀イオン抗菌製品など色々と試しましたが、ふろ水清浄剤が一番良かったです。
ふろ水清浄剤だけが、2日目のお湯でも浴槽内がヌルヌルしませんでした。
パンツが濡れてもうんちが付いても気にしない娘
「濡れたパンツ気持ち悪いよね」と言っても「気持ち悪くない」の一点張りの娘。
おまるやトイレでおしっこするくらいなら、濡れたパンツのほうが快適だと言わんばかりです。
もちろんおしっこだけでなく、うんちもパンツの中にします。
うんちも「気持ち悪くない」というのですから、娘のトイレ嫌いは根が深かったです。
3歳の中ほどから、おしっこもうんちもカーテンの裏でするようになりました。
試しにカーテン裏におまるを置いてみましたが、おまるを使うことは一切ありませんでした。
娘のトイレットトレーニングで妻が限界寸前
幼稚園に通いだしてからも、自宅でおしっこをする練習は続けていました。
おむつは寝る時だけにし、日中はトイレットトレーニング用の厚手のパンツで生活させました。
日中ずっと娘と一緒にいる妻は、毎日何枚ものパンツを洗う生活に精神を蝕まれていきました。
お漏らしし続けたパンツは普通の洗剤だとにおいが落ちないことも多々あります。
アタック消臭ストロングジェルには大変お世話になりました。
お香のような独特なにおいが気になりはしたものの、消臭力は他の洗剤とは比較になりません。
何がいけないのか悩む毎日

トイレットトレーニングを続けていると、考えることが子どものトイレのことばかりになってきます。
色々なことを試してみたものの、一向におまるやトイレでおしっこをしてくれないことに妻はイライラしていました。
また、どうしたらトイレでおしっこができるようになるのかがわからなくて、ただただ悲しくなったりもしていました。
特に精神的に辛かったのは、幼稚園で先生がお漏らししたパンツを洗ってくれること。
これが本当に申し訳なく、先生に迷惑を掛けていることが一番のストレスになっていたようです。
自分は娘におしっこも上手にさせられないダメな親だと、無力感でいっぱいだったようです。
この時の妻は「娘は一生トイレでおしっこが出来ないんじゃないか」と本気で考えるほど参っていました。
お漏らしする娘に八つ当たり
お漏らしし続ける娘に声を荒げることもあったようで、その都度自己嫌悪に陥る妻。
頑張っても成果が出ないことで娘に八つ当たりし、八つ当たりする自分がイヤになるという悪循環に陥っていました。
トイレでおしっこが出来るようになった今では、娘は妻に「お漏らししてた時のママは怖かった」と言っています。
一度おむつに戻してみた
妻の心が折れかけていたため、日中はおむつに戻してみました。
おむつにしたところ、妻も娘もストレスが減ったようで、二人とも少し明るくなりました。
戦略的一時撤退をしたわけですが、この選択は悪くなかったです。
子どもがおしっこをうまく出来ないときは、一時的にオムツに戻すのも、親の気持ちを整える上で重要ですね。
子供もトイレでおしっこしたい気持ちはある

一向におまるやトイレでおしっこがでない娘ですが、トイレに興味がないわけではありませんでした。
妻や僕がトイレにいると毎回覗きに来ますし、YouTubeので観ている動画はトイレに関するものが多かったです。
買ってほしいとせがむ絵本やおもちゃもトイレに関するものが多い時期でした。
トイレでおしっこをしなくてはいけないことは、子どもなりにわかってはいるんですよね。
ただ、漠然とした不安と恐怖でトイレでおしっこができないだけなんですよね。
娘の「トイレでおしっこしたいけど出来ない」もどかしい気持ちが見え隠れして、僕はこれが結構辛かったです。
最終手段として強引にトイレでおしっこをさせた
2年近く娘のトイレットトレーニングを続けてきたものの、一向に出来るようになる気配がありませんでした。
もはや娘自身はトイレでおしっこができないと思い込んでいる節があり、このままトイレットトレーニングを続けていても埒が明かないように思えました。
妻も完全に疲弊していて、これ以上娘の自主性に任せようとは言えない状況でした。
そこで多少強引にトイレでおしっこをさせることにしました。
娘にトイレでパーティをしようと提案

4歳ともなれば、話をすればしっかり理解できる年齢です。
父と娘2人でトイレでおしっこをすることについて話し合いました。
娘は「トイレでおしっこしたいけど怖い」と、素直な気持ちを話してくれました。
そこで、トイレに苺とジュースを持っていってパーティしようと娘に提案。
おしっこしたくなったらそのまましてみようかと伝え、最後に「パーティはママには秘密だよ」と言ってみました。
子どもって「秘密だよ」とか「内緒だよ」が効果的ですね!
もうノリノリでトイレに入ってくれました。
尿意を催したときの強烈な拒否反応
苺を食べて、ジュースを飲んだら当然おしっこがしたくなります。
パーティを楽しんでいた娘も、尿意が我慢できなくなった途端に便座から降りようとしました。
「トイレでおしっこが漏れちゃう!」と、パニックに近い発狂をしましたが、強引に抑え込みトイレでおしっこをさせました。
おしっこが出来たときはすぐに「ママ―!ママ―!おしっこ出来たよー!」と大はしゃぎで妻のもとに行きました。
娘もトイレでおしっこができたことが本当にうれしそうでした。
一度トイレでおしっこ出来たらその後はとんとん拍子に
一度トイレでおしっこが出来たことで、娘の重責も取れたようです。
その後はとんとん拍子でトイレでおしっこが出来るようになりました。
念には念を入れて、トイレでおしっこが出来たときは「ごほうびシール」を貼れるという楽しみも加えてトレーニングにブーストをかけました。
おしっこが出来るようになると、程なくしてうんちもトイレで出来るようになりました。
トイレでうんちが出来るようになるまでは本当に早かったです。
娘のトイレットトレーニングは反省点がいっぱい

2年近くに及んだ娘のトイレットトレーニングは、思い返せば反省すべきことばかりでした。
特に夫婦間でトイレットトレーニングに対する認識が違っていたのは大反省すべき部分です。
また、子どもは頑なな生き物であることを忘れてはいけませんでした。
一度「出来ない」と思ってしまうと、子ども自身では認識を変えることが非常に難しいことも理解しておくべきでした。
夫婦間でトイレットトレーニングに温度差があった
僕は「いつかトイレでおしっこ出来るようになる」と思っていて、娘がお漏らししてもあまり気にせず片付けていました。
でもこれは、僕が昼間仕事で家にいないからこそ思えたことで、普段常に娘と一緒にいる妻が思い詰めるのは当然です。
幼稚園で頭を下げるのも妻ですから、トイレットトレーニングに対する懸命さに夫婦間で差がありました。
トイレットトレーニングをどう行っていくか、夫婦でもう少し認識を合わせておくべきでしたし、もっと妻に寄り添ってあげるべきでした。
娘がトイレに興味をもった段階でもう少し強引に行ってもよかった
トイレットトレーニングを始めたばかりのときは、娘自身がおまるやトイレについて何もわかっていなかったはずです。
そんな中で急におまるに座らされて「おしっこしてみよう」と言われたら怖くなってしまうのも仕方のないことです。
子どもは頑なな生き物なので、一度怖いと思うとその感情を引きずりますね。
少し大きくなるとトイレについてわかってくるので、そのタイミングで少し強引におしっこをさせてもよかったと、今は思っています。
「すぐにできるようになる」という他人の声は話半分に
祖父母や近所の人は「すぐにトイレでおしっこできるようになるよ」と慰めてくれますが、この言葉を本気にしてはいけないんですよね。
この言葉を本気で捉えてしまうと、うまくいかない時期が辛くなりますし、慰めてくれた人に「人ごとだと思って適当なこと言って」とイラっとするかもしれません。
親としては余裕がない時期なので、話半分に聞いておかないと精神が持たなくなりますね。
終わってみれば少し寂しいトイレットトレーニング
やっとのことで終えることが出来たトイレットトレーニングも、終わってみると若干の寂しさを感じます。
お漏らしするたびに「おしっこ出た」と言ってきたことが、今となればなんとも形容しがたい愛おしさがあったなと思うのです。
のど元過ぎればすっかり熱さは忘れるもので、「大変な時期だったね」と今は夫婦で苦労をねぎらい合っています。
もちろん、あの時に戻りたいかと言われたら決して戻りたくはありませんが、苦しんだからこそ、家族みんなが成長できた時期でもありますし、夫婦の絆も強くなったと思っています。
子供によってトイレに行けるようになるまでの期間は大きく異なりますが、必ず終わりは訪れます。
トイレットトレーニングの最中は本当に大変ですが、終わった時には子どもも親も成長しているはずですよ!
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