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幼稚園に入ると、幼稚園で使う道具や食器に名前を彫って、その上をマジックでなぞるよう指示があったりします。
我が家の娘が通う幼稚園でも、ちっちゃい道具やお箸にまで名前を彫るように指示がありました。
名前を彫る問題はダイソーのミニルーターで解決しましたが、今度は別の問題が発生です。
ダイソーのミニルーターについては別記事にしています。
ミニルーターは名前彫りに必須と言っていいくらい便利でした!
幼稚園からは、お茶碗やお箸などの洗いものに対して、名前の上からセロハンテープを貼るように指示があります。
このセロハンテープがくせ者で、何回か洗うとすぐにダメになるんです。
さすがに幼稚園の3年間、毎週セロハンテープを貼り替えるのは苦痛です。
そこで今回はセロハンテープに変わるお手軽な保護方法はないか検証してみました。
検証対象は100均で手に入るもの4つ

食器の名前の保護にあまりお金を掛けたくはありませんよね。
そこで今回は、条件として100円均一で手に入るものを検証対象としました。
ダイソーで「これはどうかな?」と思うものを3つ選び、それにセロハンテープを合わせた4種類で検証しました。
検証対象は次の4つです。
準備段階でボンドとマニキュアが脱落
幼稚園の食器と同じようにプラスチックトレーに数字を彫り、その上を油性マジックでなぞりました。
そして検証用に用意した4種類の素材を貼り付けたのが下の画像です。

検証前からボンドとマニキュアが脱落です。
ボンドは気泡が入るし、ずっとベタベタしています。
マニキュアは塗った瞬間から油性マジックが滲んでしまってどうしようもありません。
一方、OPPテープは貼ってあるのか画像では判断ができないくらいスマートに数字を保護しています。
あとは使い続けてセロハンテープよりも長く保護してくれれば、完全なOPPテープ一人勝ちですね!
検証の結果は「一長一短」だった
今回の検証は、洗剤を付けたスポンジで手洗いし、自然乾燥するスタイルで行いました。
ただし、水に浸けておくようなことはしていませんので、通常の食器洗いよりダメージは少ないかもしれません。
通常、1週間もするとセロハンテープはしわくちゃ・ボロボロになりますが、OPPテープはどうなるでしょうか。
1日経過

1日経過した状態が上の写真です。
ぱっと見、変化はないように見えますが、実際はセロハンテープは微妙に縮んでいます。
一方、OPPテープは全く変化がありません。
7日(1週間)経過

1週間もすると、セロハンテープのダメージがすごいです。
縮んでいますし、しわも入ってきました。
一方、OPPテープは、テープ自体に特段変化はみられません。
しかし油性マジックがぼやけているんです。
「OPPテープ一択」だと思っていたのですが、マジックが滲むのは悩ましい問題ですね。
10日経過

一応10日間洗っては乾かしを続けてみました。
セロハンテープは7日経過時点とあまり変わりはありません。
OPPテープも、テープ自体、滲み具合それぞれ1週間経過時と比べて変化は見られませんでした。
一晩水に浸した結果

普段食器洗いをするときは、水に浸しておくことも多いですよね。
そこで10日経過後、トレーを一晩水に浸してみました。
その結果、セロハンテープのしわがより深くなりました。
一方、OPPテープは特段変化はありませんでした。
OPPテープは水に強いですね!
検証の結果、我が家はOPPテープを選んだ
検証の結果、OPPテープはセロハンテープに比べて水洗いに強いことがわかりました。
ただ、OPPテープの弱点として、油性マジックが時間とともに滲んでいくこともわかりました。
我が家はどうしたかというと、「ちょっとくらい滲んでも、名前は彫ってあるから大丈夫!」との理由でOPPテープを使うことに決めました。
これでセロハンテープの張り直しが無くなるなら十分です!
セロハンテープとOPPテープの素材の違いは?
セロハンテープとOPPテープで検証結果に明らかな違いが出たのは、それぞれ素材が異なるためです。
基材 | 粘着剤 | |
セロハンテープ | 木材パルプ | ゴム系 |
OPPテープ | ポリプロピレン | ゴム系・アクリル系 |
セロハンテープは天然素材で作られている一方、OPPテープは石油製品です。
OPPテープは石油由来の製品なので、「食器に貼るのは嫌」という方もいると思います。
においもセロハンテープに比べたら強いです。
ただ、口に入れる部分には貼りませんし、食器の名前部分くらいの面積だとにおいは全く感じません。
我が家はOPPテープを使っていますが、このあたりはそれぞれのご家庭の考え方次第ですね。
OPPテープのメリット
一応OPPテープのメリットを挙げておきます。
OPPテープの一番のメリットは水や熱に強いことです。
確かに洗っていても、OPPテープは水をはじきました。
熱に強いことから熱湯をかけてもOKでしたし、また電子レンジも問題なく使えました。
まとめ
水洗いするとすぐにしわになってしまうセロハンテープの代わりとして、OPPテープを使うのは個人的にはアリだと思います。
セロハンテープと比べて、貼りなおす手間がかなり減りました。
検証で使ったOPPテープは粘着剤がアクリル系だったため、油性マジックが滲む結果となりましたが、ゴム系の粘着剤を使ったOPPテープもあります。
ゴム系の粘着剤のOPPテープなら滲まなかったと思いますので、そっちを使うのもアリですね!
しかし残念なことに、ゴム系の粘着剤を使ったOPPテープは、普段使うようなホームセンターではなかなか売っていません。
そのため我が家は合わせ技で、セロハンテープの上に石油系のOPPテープを貼っています。
OPPテープは石油系素材のため、食器に使うのをためらう方がいるであろうことも事実です。
一長一短のため、「これ!」という結果にならなかったのは残念ですが、参考になればうれしいです。
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