幼稚園から大学までの教育費の総額はいくら?毎年いくら準備すべきか真剣に調べた結果を報告!

子どもを大学まで進学させたとき、教育費がいくらかかるか知っていますか?

今回複数の調査をもとに試算してみたところ、結構ショッキングな金額が出てビビりました。

正直な話、教育費なんてどうにかなるだろうと思っていましたが、この認識は誤りでした

子どもの教育費がいつ・いくら必要か、事前に知った上で準備しておかないと、子どもが成長したときに青ざめることになりそうです。

ただ、お金がかかる時期はあらかじめ決まっていることもわかりました。

今回は「毎年かかる教育費」をまとめましたので、事前にチェックして準備しておきましょう!

まずは一般的な進学モデルを確認

「頼むから公立の学校に行ってくれ」と親に言われた経験がある方は多いはずです。

公立の学校の方が圧倒的に安いので、親になった今はその気持ちがよくわかります。

では、実際に公立と私立に進学する子どもはどれくらいの比率なんでしょうか。

まずは幼稚園から大学までの公立・私立への進学率を調べてみました。

 公 立 国立・私立
 幼 稚 園 18.7%81.3%
 小 学 校 98.0%2.0%
 中 学 校 91.3%8.7%
 高  校 66.2%33.8%
 大  学 17.5%
※国立・公立
82.5%
※私立のみ
学校基本調査(令和2年度)より作成

今では「受験」も身近になりましたが、小学校と中学校は公立に進学する比率が圧倒的に高いです。

高校になると、大半が公立に進学するものの、私立へ進学する子どもが3割以上いるんですね。

一方で、幼稚園と大学では私立への進学が8割以上と、私立への進学が主流になっています。

進学モデルでかかる教育費は1,500万円!

幼稚園と大学は私立、小学校から高校は公立に進む子どもが多いことがわかりましたので、これを進学モデルとして教育費を考えてみます。

進学モデル

幼稚園:私立  小学校:公立  中学校:公立  高校:公立  大学:私立

進学モデルのとおりに進学したとき、いくらかかるか確認してみました。

幼稚園3年間   951,533円
小学校6年間 1,926,809円
中学校3年間 1,852,113円
高校3年間 2,529,072円
大学4年間 7,574,000円
合 計14,833,527円

教育費の算出に際して、幼稚園から高校までは「文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」、大学については「日本政策金融公庫の令和元年度「教育費負担の実態調査結果」」からの出典となります。

なんと、まさかの1,500万円近くが教育費のみでかかることがわかりました…

高校までの15年間で726万円、そして、大学の4年間で750万円かかるという結果でした。

大学は理系に進学することを想定した金額ではありますが、まさか高校までの15年分の教育費と同等の金額が必要になるとは思っていませんでした。

これは計画的に教育費を用意していかないと、大学費用で詰みますね…

毎年準備しておく教育費はいくら?

次に、幼稚園入園から大学卒業までに毎年いくらかかるかグラフ化したものを確認してみます。

なお、大学は私立理系に進むことを想定しているため、高めの設定です。

各学年で必要になる教育費を前年度までに準備できれば安心です。

グラフの作成に際して、「文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」が幼保無償化の前のデータのため、幼稚園の授業料を0円に修正しています。

また、中学3年生と高校3年生の塾代が非常に少なかったので、塾代を標準的な金額に修正してグラフ化しています。

グラフを見てわかるのは、進学するごとに教育費が上がっていくということです。

毎年教育費は上がっていくと考えてもよさそうです。

また、中学・高校は受験がある3年生で教育費が大きくなるんです。

そして、大学(私立理系)は桁違いにお金がかかることもわかりました。

一方で、幼稚園と小学校は年間30万円前後なので、将来の教育費を貯めるチャンスと言えそうです。

幼稚園から大学までの19年間でかかる教育費の総額は14,833,527円。

平均すると毎年78万円、毎月6.5万円必要になる計算です。

中学3年と高校3年、大学の4年間が教育費を貯めるのが目標

幼稚園から大学までの教育費でポイントになる時期は決まっています。

教育費が重くなる時期
  • 中学3年生
  • 高校3年生
  • 大学の4年間

中学3年生と高校3年生は塾代と受験費用により教育費が大きくなります。

つぎの大学の4年間は一層大変です。

私立理系だと4年間で約760万円かかります。

まずはこれらの時期を目標に、しっかり教育費の準備をしておく必要がありますね。

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幼稚園から大学までの教育費を細かくチェック

ここからは、幼稚園から大学までの各学年でいくら教育費が必要なのか、細かく確認していきます。

幼稚園でかかる教育費は3年間で約100万円

平成30年度子供の学習費調査から授業料除いて作成

幼稚園の3年間にかかる教育費は約100万円です。

幼稚園に入学すると1年目に35万円くらいかかる覚悟が必要そうです。

年間平均は約32万円になります。

では、もう少し詳しく見てみましょう。

 学校教育費  学校給食費  学校外活動費   合計  
 年 少 184,142円30,291円124,326円338,759円
 年 中 80,655円31,130円173,200円284,985円
 年 長 100,675円31,174円195,940円327,789円
平成30年度子供の学習費調査から授業料除いて作成

年少の学校教育費が高いのは入園料や制服代などの入園準備にお金がかかるからですね。

毎年高くなる「学校外活動費」とは、家庭内でのお勉強にかかるお金や、習い事代です。

年中や年長さんになれば、習い事をする子も増えてきます。

また、年長になると小学校に通う準備を始めるためか、家庭内学習費が増えています。

幼保無償化で授業料が無料になった

令和元年10月から、幼児教育・保育の無償化が始まりました。

幼保無償化により、幼稚園も月額25,700円までの利用料が国から補助されます。

これは幼稚園児をもつ親にとっては本当にありがたい制度ですね!

なお、「文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」の調査時点では幼保無償化が始まっていなかったため、上記グラフや表は授業料を0円に修正して作成しています。

おそらく、ほとんどの幼稚園で授業料は無料になるものと思われます。

入園準備のため15万円は用意しておきたい

文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」からは、入園準備にかかる費用がおよそ10万円と推計できます。

しかし、10万円では足りないというのが僕の実感です。

我が家の場合、入園金9万円、制服代3.5万円、ピアニカや教材費などで2万円ほどかかりました。

入園前に15万円は準備しておいたほうがいいと思います。

小学校でかかる教育費は6年間で約200万円

平成30年度子供の学習費調査から作成

小学校の6年間にかかる教育費は約200万円です。

小学校1年生を除くと、学年が上がるにつれて教育費も増えていきます。

公立の小学校でも、平均して毎年32万円の教育費が必要になるんですね。

もう少し詳しい内訳が次の表です。

 学校教育費  学校給食費  学校外活動費   合計  
 1年生 109,753円43,105円198,002円350,860円
 2年生 36,477円43,667円183,166円263,310円
 3年生46,674円43,425円202,851円292,950円
 4年生45,661円44,217円219,739円309,617円
 5年生56,358円43,927円238,847円339,132円
 6年生84,511円43,995円242,434円370,940円
平成30年度子供の学習費調査から作成

小学校でも、幼稚園と同様に「学校外活動費」が毎年増えていくことがわかります。

これは家庭内での学習費や塾代・家庭教師代が毎年増えていくためです。

一方で習い事にかかる費用は4年生をピークに、5年生・6年生では減っていきます。

学校教育費については、1年生は入学準備のために高くなっています。

6年生の学校教育費が高いのは修学旅行代によるものです。

入学準備のために用意する費用はランドセルと机次第だが15万円は用意したい

公立の小学校であれば入学金はありませんし、ほとんどの学校では制服代も必要ありません。

しかし入学準備のためにある程度のお金は準備しておく必要があります。

文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」を参考にすると、入学準備にかかる費用は10万円ほどのようです。

しかしこれは購入するランドセルと学習机によってかなり変わってきます。

ランドセルも学習机もピンキリですからね。

相場から、ランドセル5万円、学習机7万円と考えると、この時点で12万円です。

体育着や文房具類などが別途必要なことを考えると、小学校進学前に15万円は用意しておきたいと感じますね。

ランドセルや学習机は、おじいちゃんおばあちゃんがお祝いに買ってくれることも多いですね。

どちらか一つでも買ってもらえれば、入学準備にかかる費用もかなり低く抑えられますね!

また、学習机を買わない家庭も増えているようです。

我が家は机を置くスペースがないので、どうするべきか悩みます。

5年生からは塾に通うことを想定しておきたい

5・6年生では「学校外活動費」のうち、塾代が多くを占めています。

塾代・家庭教師代を合わせると、5年生では約10万円、6年生で約12万円です。

4年生の塾代・家庭教師代の合計が6万円ほどなので、倍増していますね。

中学受験をしない子どもも塾に通う時代なので、塾代は必要経費と考えておく必要がありそうです。

塾でアルバイトをしていた時も、確かに5年生から塾に通う子が増えていました。

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中学校でかかる教育費は3年間で約190万円

平成30年度子供の学習費調査に塾代を増額して作成

中学校の3年間にかかる教育費は約190万円です。

平均して毎年62万円の教育費が必要になる計算です。

小学校の6年間と同じくらいの教育費が中学校3年間で必要になるんです。

もう少し詳しい内訳が次の表です。

 学校教育費  学校給食費  学校外活動費   合計  
 1年生 194,599円43,786円218,197円456,582円
 2年生 105,365円43,305円287,517円436,183円
 3年生 119,360円41,801円798,187円959,348円
平成30年度子供の学習費調査に塾代を増額して作成

中学入学準備のため15万円は用意しておきたい

中学校に進学すると必要になる大きな出費が、制服代と部活動の費用です。

文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」では制服代が約4.8万円、部活動費が4.2万円とされています。

部活によっては道具を揃えるだけで結構な金額が必要になったりしますからね。

また、補助教材や体育着・体育館履き、アルトリコーダーなど諸々の費用を考えると中学進学用に15万円は用意しておきたいですね。

高校受験の塾代は70万円は覚悟したい

上の表で目を引くのが3年生の「学校外活動費」ですが、これは塾代を追加修正しています。

文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」では、塾代が313,780円となっていましたが、元塾講師の僕としては、これは少なすぎるなと。

そこで39万円追加し、塾代を703,780円にして計算しています。

高校受験用に5教科塾に通わせると、集団授業でも年間70万円は覚悟しておいたほうがいいですよ。

高校でかかる教育費は3年間で約250万円

平成30年度子供の学習費調査に塾代を増額して作成

高校の3年間にかかる教育費は約250万円です。

平均して毎年約84万円の教育費が必要になる計算です。

大学受験をするとなると、高校3年生の時に恐ろしいお金が出ていくんですね。

もう少し詳しい内訳が次の表です。

 学校教育費  学校給食費  学校外活動費   合計  
 1年生 370,374円137,606円507,980円
 2年生 299,848円160,622円460,470円
 3年生 171,000円1,389,622円1,560,622円
平成30年度子供の学習費調査に塾代を増額して作成

高校入学準備のため20万円は用意しておきたい

文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」をみると、制服が5.5万円。

そして教科書・補助教材費で3.5万円とされています。

部活が年間6.3万円で、一部は入学早々に支払う必要がありそうです。

通学用品としてローファーやカバン等で1.7万円。

また、体育着は2万円くらいと見ておくのがよさそうです。

その他、入学金とPTA会費、生徒会費で6万円は用意しておくべきです。

これらを足していくと、高校へ進学するための準備金として20万円は用意しておきたいところです。

公立高校なら世帯年収910万円までは授業料が無料になる

公立高校に通う場合、世帯年収が約910万円未満の子どもなら授業料が無料になります。

高等学校等修学支援金制度のおかげで、授業料に相当する月額9,900円が支給されるんですね。

高校3年生は塾代と受験費用が必要になる

高校3年生になると大学受験が本格化してきます。

塾代と大学受験費用で家計が大変になる1年間です。

勉強を頑張る子どものためにも、塾代や受験代は準備してあげたいですね。

塾代は夏期講習などの季節講習や模試代を含めると90万円は覚悟しておいたほうがいいようです。

また、受験代は1回3.5万円。これを複数受験するのでそれなりの金額になりますね。

さらに、入学しなかった大学への納付金がかかることも覚悟しておいたほうがいいですね。

入学しなかった大学への納付金は入学金とイコールになることが多いようです。

文部科学省の平成30年度子供の学習費調査」では、高校3年生の塾代が年額150,650円とされています。

大学に通わない子どももいるので、平均すると15万円になってしまうんですね。

そこで、上記のグラフや表では、大学受験を前提に75万円を追加し、塾代を900,650円としています。

また、「日本政策金融公庫の令和元年度「教育費負担の実態調査結果」」における「受験費用・入学しなかった大学への納付金」40.7万円を学校外活動費に追加しています。

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大学でかかる教育費は4年間で約760万円

日本政策金融公庫の令和元年度「教育費負担の実態調査結果」より作成

日本政策金融公庫の令和元年度「教育費負担の実態調査結果」」によると私立理系の1年間の教育費は178.4万円です。

これは施設利用料や教科書代、通学費などを含んだ金額です。

また1年生は、入学金などの大学に収める費用が43.8万円かかります。

200万円もの大金が必要になるとは、大学って本当にお金がかかるんですね…

奨学金も検討すべきか

僕自身が奨学金の返済で苦労していることもあり、子どもには奨学金を借りなくても済むようにしてあげたいと思っていました。

しかし、ここまで高額な教育費が必要になると奨学金も検討せざるを得ませんね…

一方で、2020年から給付型奨学金制度が拡大しました。

今まで住民税非課税世帯が対象だった給付型奨学金が、課税世帯にも門戸が開かれました

現制度は所得の低い世帯向けですが、今後は更に補助制度が充実してくるかもしれませんね。

教育費の貯め方を3つを紹介

教育費をどう貯めるかは非常に悩むポイントです。

何が正解かはわかりませんが、教育費を貯める方法を3つ紹介します。

ちなみに我が家は投資がメインです。

①預貯金

預貯金は教育費を貯める最もメジャーな方法ですね。

ただ、利率が低いので、銀行にお金を入れても増やすことは期待できないのが残念なところです。

預貯金で教育費を貯めるなら、少しでも利率の高い銀行を選んで貯めていくのがいいんですね。

例えば楽天銀行と楽天証券をマネーブリッジ(連携)すれば、楽天銀行の利率が0.1%になります。

みずほ銀行の普通預金の利率が0.001%なので、100倍の利率です。

楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジは、投資は必須ではありません。

投資をしない方にもおすすめの預金方法ですよ!

②学資保険

学資保険も教育費を貯めるポピュラーな方法ですね。

大学入学を目的に、積み立てながら教育費を貯めていくのに適した方法です。

ただ正直なところ、学資保険に加入するメリットが非常に少ない時代になってしまった印象です。

とにかく利回りが非常に低いです。

というか、預けた金額より戻ってくる金額の方が少ない学資保険もあるくらいです。

詳しくは巷で言われる学資保険のメリットを辛口チェック|デメリットは多いのにメリットが極端に少ない時代になったで学資保険のメリットデメリットを評価しています。

ただし、

貯金なんて計画的にできない!強制的に貯めないと教育費を作れない!

という方にとっては強い味方であることも事実です。

損をしないためにも、複数の会社の学資保険を比較検討するなど、自発的に商品を調べてください。

学資保険を検討するなら学資保険に詳しい会社に相談するべきです。

保険ガーデンプレミアは学資保険に特化した無料相談サービスサイトです。

20社以上の取扱保険会社があるAIコンサルタント株式会社が運営しています。

学資保険に特化していて、かつ無料で相談できるのが嬉しいですね!

③投資

我が家は教育費の原資を投資に回しています。

投資で少しでも教育費を増やしたいわけですが、正直なところ堅実ではありませんね。

教育費が必要な時期は決まっている一方、そのタイミングで不況が来ると必要な時に資金が減ってしまいます。

教育費の原資を投資するなら、目標は大学の費用にして、少しでも投資の期間を長くしたいです。

そして目標額に達したら、スパッと決済するくらいの意識で始めたほうがいいですね。

また、教育費の原資全てを投資に回すのではなく、預貯金や学資保険と併用したほうが安心です。

児童手当を有効に活用しよう!

中学校卒業までもらえる児童手当は教育費として貯めておくのに最適です。

第1・2子であれば、生まれ月により、トータルで198~209万円もらえます。

第3子以降はトータルで252~268.5万円に増えます。

しっかり貯めておけば大学受験と大学入学までは支出できそうですね。

因みに我が家は児童手当を投資に回している感じです。

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子どもの養育には教育費以外も必要

小学校から高校までを公立に進学するとした進学モデルケースでも、大学を理系と想定すると1,500万円もの教育費が必要になることがわかりました。

しかしこれはあくまで教育費です。

食費やお小遣いなどの教育に関連しない費用が子育てには必要です。

いったい子育てにいくらかかるのやら…とため息が出ます。

しかしかわいい我が子のためです。

もう少し仕事を頑張ろう…

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